さて、このシリーズも第7回目で、一応最終回です。


前回はdとtの音について、お話ししました。


今回は、このいずれか、または"b"に、"r"が続く場合です。

↑ "b"の発音に関しては、「英語の発音のコツ その2 - bとv」をどうぞ。



"dr" "tr" "br"の音


おすすめの記事の読み方

1. 説明の部分にさらっと目を通す

2. ポイントとなる部分に注意しながら、音声を聞いてみる

3. 気になった部分の説明を見て、音声を聞きながら繰り返し練習する


英語:発音のコツ その7 - dr / tr / brの音


"d"の単体は「ドゥッ」、"t"の単体では「トゥッ」となりますが、次に"r"が続く時の発音は、「ッ」の音は省いてしまい、そのまま"r"の音として、舌を巻き込みます。



"dr"の発音のコツ


"dr"では最初の"d"で「ドゥ」を短く発音したまま、すぐに"r"のために舌を巻き込みます。


"r"の後は、続く文字、主に母音によって変化します。


例えば"drive"(運転する)という単語は、カタカナ表記すると「ヂュライヴ」のように聞こえます。


発音の規則はないですが、"d"に続く文字が"r"である場合、最初の"d"は「ヂュ」のように聞こえることが多いです。


"dream"(夢)においても同様に、「ヂュリーム」に聞こえます。("m"は口を閉じるだけです。)


"dry"(乾かせる・辛口など)は、「ヂュライ」に聞こえます。最後の"y"は母音ではありませんが、「イ」の音に近くなります。ただ、「イ」の音は一瞬程度しか聞こえません。


カタカナで書くと、"July"(7月)にも思えてしまいますが、日本語の「ジュ」と「ドゥ」の中間のような感じです。

また、"l"ではなく"r"ですので、しっかりと舌を口の奥に巻き込んでくださいね。


余談ですが、"Dr."とあった場合は"Doctor"の略で、博士号を持った人です。

日本語でドクターというと医師を連想させますが、博士号全般で、名刺などに記載されている場合も多いです。これは"Ph.D." (Doctor of Philosophy)とも書かれることがよくあります。



"tr"の発音のコツ


さて、"tr"でも同様に、最初の"t"で「トゥ」を短く発音したまま、すぐに"r"のために舌を巻き込みます。


"dr"と同様に規則はないですが、"t"に続く文字が"r"である場合、最初の"t"は「チュ」のように聞こえることが多いです。


例えば"tree"(木)という単語は、カタカナ表記すると「チュリー」のように聞こえます。


また"try"(試す)においても同様に、「チュライ」に聞こえます。"dry"の時と同様に、「イ」の音は一瞬程度しか聞こえません。


くどいかもしれませんが、いずれの場合も"r"ですので、しっかりと舌を口の奥に巻き込んでくださいね。



"tr"のつく単語は多い!


またまた余談ですが、"tr"のつく単語はたくさんあります。


その中でも、"trans~"とつくものが多数あり、状態の変化を表します。


例えば… "transit"(乗り換え)、"transform"(変形)、"translate"(翻訳・移動)、"transfer"(移動・移す)、"transport"(運ぶ)、"transact"(取引)、"transceiver"(トランシーバー)などなど…。


またの機会に改めて書きたいのですが、関連付けて覚えられる単語は、単語の構成を考慮しながら覚えると、より効率的です。

漢字の部首のような感覚と思っても遠くはありません。



"br"の発音のコツ


最後に"br"ですが、これも先の2つと同様です。


"b"は口を閉じた状態から「ブッ」と破裂する音のように口を急に開けますが、口を開ける瞬間から、舌を口の奥に巻き込みます。


"br"をカタカナで書くと、「ブレッ」という感じです。


その後に母音が続く場合、その音に合わせて少し音が伸びます。


例えば"break"(壊す・休憩・中断)という単語は、カタカナ表記すると「ブレイク」のように聞こえます。「イ」は弱めで、「ク」はあまり聞こえません。


"brand"(ブランド)も同様に、カタカナ表記すると「ブランドゥッ」ですが、「ドゥッ」は短くあまり聞こえません。


"brick"(れんが)でも、カタカナ表記すると「ブリック」ですが、「ク」はあまり聞こえません。


"broad"(広範囲な)でも、カタカナ表記すると「ブロードゥッ」ですが、「ドゥッ」はやはり短く、あまり聞こえません。



ちなみに"broad~"とつく単語もいくつかあり、「広く」という意味があります。

インターネットや携帯の電波で有名な"broadband"(ブロードバンド)は、通信技術上の「広帯域」、"broadcast"(ブロードキャスト)は、「放送」などの意味があります。




なんとなく感覚としてつかめたでしょうか?


不定期連載なので、先が見えないような心配があるかもしれませんが、ここまでこれば十分通じるはずなので、自信を持ってくださいね。


いつに増して長文でしたが、お読みくださいまして、ありがとうございました。



英語:発音のコツ 目次



番外編



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