英語: アプリ・ソフトの「バグ」とはどんな意味? 「バグる」「バグった」は正しい英語?"bug"の元々の意味は?

パソコンのソフトや携帯アプリなど、ソフトウェアの使用は多くの人にとって日常的になっています。

使用する人が増えるにつれ、本来は専門用語の「バグ」という言葉も一般の人にも広まっているようで、「バグる」「バグった」という表現もよく聞かれます。


日本人同士の仲間内の会話ならいいのですが、仕事の中で、特にユーザーやソフトウェアのプロとの会話では注意が必要です。


今回は、この「バグ」という言葉について見ていきましょう。


目次

  • 「バグ」は英語の"bug"から - その意味は?
  • 専門用語の「バグ」とは「プログラムの不具合・欠陥」
  • ソフトウェアの問題に関連したいろいろな表現



「バグ」は英語の"bug"から - その意味は?


「バグ」という言葉は英語の"bug"で、アメリカ英語で「小さな虫」の意味をもった言葉でしたが、主にソフトウェア開発者によって専門用語としても使われるようになりました。


英語は英語での定義で知るのが良いので、Oxford Advanced Learner's Dictionaryでその意味を見ていきましょう。


下記の引用に記載されている"B2"や"C1"という記号は、使用頻度を表すもので、"B2"の方が頻度が高くなります。

※ 和訳は筆者が追加したもので、直訳感を残しています。


bug noun

B2 (especially North American English) any small insect

(主に北アメリカ英語) 小さな虫

- Oxford Advanced Learner's Dictionary


アメリカ英語ですが、"bug"の本来の意味は、「小さな虫」ですね。


bug noun

B2 (informal) an illness that is usually fairly mild but spreads easily from person to person

(口語) 通常はかなり軽症でありながも、人から人にうつりやすい病気

- Oxford Advanced Learner's Dictionary


口語としては、広がりやすい軽度な伝染病の意味もあります。



bug noun

B2 a fault in a machine, especially in a computer system or program

機械、特にコンピューターシステムやプログラムの欠陥

- Oxford Advanced Learner's Dictionary


今回の主題、ソフトやアプリの「バグ」は、これにあたります。


「バグ」とは「プログラムの不具合・欠陥」


「バグ」とは「プログラムの不具合・欠陥」が本来の意味になります。


つまり、自社のユーザーに対して"Our software has the bug."と伝えてしまうと、「欠陥があることを認めた」ことになるので、後々に厄介なことになりかねません。


また、ソフトウェアの開発者に対して使うと、「ソフトウェアの問題の指摘」ではなく「ソフトウェア開発者が引き起こした欠陥の指摘」として捉えられる可能性があります。


日本語であれば開発者に向かって「欠陥だ」と言うことは、よほどのことがない限りないのですが、カタカナにすると何だかあいまいになって、専門用語を知ってるつもりで使ったり、そのままの感覚で英語として使ってしまったりするのは、ちょっと考え直した方が良いところです。


つまり、本当にソフトウェア上の欠陥であるかどうか、原因を判断するのは、ユーザーではなく開発側の話になりますので、悪気はなくても安易に使ってしまうと とても危険です。



英語の"bug"は名詞なので、日本語の「バグる」「バグった」のように動詞としては使えません。



ちなみに、「バグ」を修正することは

  • debug = バグを取る作業
  • bug-fix = バグの修正

のように表現します。



"bug"のその他の意味

その他にも、使用頻度は低めですが"C1"としてこのような意味もあります。


bug noun

C1 (informal) an enthusiastic interest in something such as a sport or a hobby

(口語) スポーツや趣味などへの熱狂的な興味

- Oxford Advanced Learner's Dictionary


この"bug"という英単語の由来自体が「不明」とのことで、繋がりも不明ですが、このような意味もあります。



bug noun

C1 (informal) a small hidden device for listening to other people’s conversations

(口語) 他の人たちの会話を聞くための小型の隠し装置(デバイス)

- Oxford Advanced Learner's Dictionary


いわゆる「盗聴器」ですね。確かに「小さい害虫」ともいえる存在です。




ソフトウェアの問題に関連した表現方法


ソフトやアプリの使用が日常的になっているので、何かしらの問題に直面した時には、問題を伝える必要も出てきますね。


「バグ」という言葉は、本来ユーザーは避けた方が良い言葉ですが、あえて使うのであれば、その判断の根拠とあわせて提示することをお勧めします。



その代わり、ソフトウェア使用時の問題(現象)については、このような表現があります。


crash = クラッシュ

ソフトウェア(アプリ)が強制終了してしまうこと


freeze = フリーズ

ソフトウェア(アプリ)の反応がなくなってしまうこと


garbled characters = 文字化け

例えば、日本語の文字などが別の文字に置き換わってしまい、正しく表示できないこと


error = エラー
error message = エラー・メッセージ

ソフトウェア(アプリ)が表示する問題発生時のメッセージ

これが表示される場合は、具体的にこの内容を伝える方が円滑になります。

(例: This software shows the following error message. または I got the error (as) shown below.)


error code = エラーコード

ソフトウェア(アプリ)が表示する問題発生時のメッセージのID

これも表示されている場合は、あわせて記載すると円滑になります。


reproduce = 再現する

問題などの再現で、問題が確認できる手順です。これも技術者にとってはとても役立つ情報です。


workaround = 回避方法

問題はあっても、別の方法で(一応)使用を継続・機能を満足できる方法のことです。

これがあると技術者は少し安心するのですが、同時に対応への重要度が下げられないようにしましょう。



今回もお読みいただき、ありがとうございました。


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